トイレ詰まりの原因が想定外だった話:スッポン・専用薬剤効果無し!

生活

 

自宅の水洗トイレが昨年年末ぐらいから何度も詰まるようになっていました。

 

症状としては、用を足して水を流すと、水の流れが悪くて水位が徐々に上がってきて便器からあふれだしそうになる状態でした。

 

ある程度、時間が経過すると水位は下がるのですが、下がるのに非常に時間がかかっていました。

 

それで、今回はこの我が家の「トイレ詰まり」の一件で最終的にある意外な原因が判明して解決したお話をご紹介させていただきます。

 

ラバーカップも薬剤も我が家のトイレ詰まりには一時的な解決だった

 

昨年末に最初にトイレ詰まりの症状が発生したとき、使ったのが一番ポピュラーな「パッコン!」の「ラバーカップ」でした。

 

結構な回数、パコパコやってなんとか少しずつ水が流れるように・・・なったかな~?って感じでした。

 

そのあと、お風呂の残り湯をバケツにくんで勢い良く流すのを何回かやっているとようや便器に水が貯まる症状がなくなり一旦は解決。

 

しかし、数日後にまたどこかで詰まってトイレの水が流れない症状が再発しました。

 

それで、最初排水パイプの詰まりを解消するバネの先にブラシがついたやつを物置から引っ張り出してそれで、トイレの排水口の中にツッコミ、ゴシゴシとやろうとしたのですが・・・

 

<使ったパイプクリーナー>

 

ところが、排水口が途中で曲がっているからか、パイプクリーナーが先に進みませんでした。

 

そこまできて、ホームセンターに足を運び店員さんに話を聞いて、おすすめのトイレ詰まり解消用の市販の薬剤を購入しました。

 

これが、見事というか全く効果を感じられませんでした。(笑) あまりに、あまりだったのでここではこの商品のご紹介は割愛させていただきます。

 

ここまできて、手詰まり感があり色々考えることに・・・・。

 

自宅外に排水路がある事に遅まきながら気づく

 

色々考えていたら、トイレで流した水がそのあとどういう経路で下水として流れていくかということに意識が行って、家の外に出てみました。

 

そうすると、トイレのすぐ外のところに一辺が25センチほどのコンクリートの蓋があることに気づきました。

 

私は「あっ!」と声をあげて、すぐさまそのコンクリートの蓋を開けてみると・・・そこには、溶けかかったトイレットペーパーが・・・

 

それを見た私は、最初やって駄目だったブラシ付きのワイヤーブラシを再度持ち出して、下水が流れる方向の穴にそれを突っ込んでゴシゴシとやってみました。

 

長さが5mあるのですが、何度やっても手応えがありません。バケツに水をくんできて、勢い良く流してみても、やはりどこかで詰まっているような感じです。

 

どこに原因があるのだろうと、再度考えこむことに・・・

 

風呂場の外にも同じようなコンクリートの蓋が・・・

 

それで、下水が流れる方向に目をやってみるとトイレの隣の浴室のすぐ外のところの地面にも「同じようなコンクリートの蓋」があることに気づきました。

 

私はすぐさま、その浴室の前にあるコンクリートの蓋を開けてみたところ・・・

 

そこには、茶色に濁った水と大量のトイレットペーパーが・・・(爆)

 

小さなスコップを持ってきて、そのトイレットペーパーなどを掬い出してみると、下水が流れる方のパイプの口に「地面からはって伸びた『芝生』が絡みついて」いたのです。

 

トイレ詰まりの原因はこの芝生でした。

 

これじゃワイヤーブラシでやってもダメでしょうし、最初にやったラバーカップではますます役に立たないことがよく分かりました。

 

トイレ詰まりの原因は芝生の「匍匐茎」だった!

 

今回の一件をネットで調べてみると、このツタのように長く這って伸びてる芝生を「匍匐茎」とよぶそうで、様々な植物がこのような地面をはう形態で成長するようです。

 

匍匐茎(ウィキペディア)

 

うちの自宅は、この下水の排水路のすぐ横に並行して花壇があります。

 

その花壇の方から、芝生の匍匐茎が伸びてきて排水口の蓋の中に入り込み、トイレットペーパーの流れを妨害していたものと思われます。

 

冬場で花壇に水をやることがないものだから、水が毎日のように流れているこの下水溝の蓋の中に目をつけて、芝生の匍匐茎は伸びていったのでしょうか?

 

まさか、トイレ詰まりの原因が芝生の匍匐茎だったとは・・・今回は良い経験をさせていただいたと思います。

 

戸建てのお宅で、なかなかトイレ詰まりが解消しないという方は、家の外にある下水の蓋を開けてチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

ひょっとすると、我が家のように芝生の匍匐茎が原因になっているかもしれませんよ。中には、芝生ではなく木の根っこが伸びて下水路を塞いでしまうケースもあるそうなので、一度チェックしてみてください。