高齢者の偽痛風対策:我が家が選んだノンカフェイン飲料3選

健康

 

前々回の記事では、高齢の母親が足首から足の甲にかけて痛みをともなう腫れの症状が出て、かかりつけの整形外科で診察してもらったら「偽痛風」との想定外の診断がくだった話をかかせてもらいました。

 

高齢者の痛みを伴う足の腫れ:捻挫?骨折?と思いきや意外な診断が!

 

それで前回の記事にも書きましたが、かかりつけの整形外科の先生から偽痛風の対策として

 

①カフェイン入りの飲み物を飲まない事

②水分を積極的にとる事

 

この2点のアドバイスをいただき、母親と一緒に生活してる姉は、ノンカフェインの代表的な飲み物である麦茶と、あとは水を母親にあたえていました。

 

その他の飲み物としては、これも下記の記事でご紹介した「食後低血圧」の予防のための「粉末煎茶」を、食前に飲ませています。

 

粉末煎茶を介護の現場で活用!高齢者の食後低血圧予防に!

 

こちらの粉末煎茶はカフェインが入っているのですが、カフェインが入ってることで食後に血圧が下がりすぎるのを予防できるそうなので、食前の3回はカフェイン入りの粉末煎茶を飲ませています。

 

で、今回の記事では、その母親が麦茶と水を飲むのに飽きてしまったようで、偽痛風予防対策のための水分補給が十分できていない状態に一時なっていました。

 

それで、ノンカフェインで偽痛風対策のための水分補給によいであろうと思う「飲み物」をいくつか母親に飲ませて、日常的に飲んで飽きが来ない飲み物を3つ見つけたので、参考までにご紹介させていただきます。

 

抹茶とコーヒー好きな母親

 

うちの母親は、若い頃に茶道をやっていて「裏千家」の何か資格を持ってます。生徒を集めて教えることが出来るみたいなことを言ってました。

 

華道もやっていて、池坊の看板が実家にはありました。

 

そんな母なので、昔から日常的に飲むお茶はとにかく「濃いお茶」でした。抹茶を若いころから飲み慣れていたせいか、薄いお茶はすぐに捨ててたのを覚えています。

 

なので、偽痛風の診断が下ってからカフェイン入りの飲み物をひかえるようにドクターから言われて、麦茶と水を飲まされていたのでかなりストレスがたまっていたようです。

 

途中で、姉が麦茶を入れても全く口をつけないようになって、喉が渇いたときに水を少しのむぐらいなって、整形外科の先生から言われた一日の目標水分摂取量には到底およばないことになっていました。

 

あと、母親は「濃いお茶」と同様にコーヒーが好きで、毎日3杯程度はコーヒーを飲んでいました。モカが好きで、よく豆を買いにいった記憶があります。

 

そんな母親に合ったノンカフェインの飲み物を探して、飲んでもらい母親の口に合った飲み物を以下にご紹介します。

 

たんぽぽコーヒー

 

コーヒー好きな母にはやっぱりコーヒーを飲ませたいと思って、以前から何度も飲んだことがある「たんぽぽコーヒー」を飲ませてみました。

 

味を覚えているのか、美味しいと言って麦茶のように飽きることなく飲んでいます。

 

最近では「デカフェ」と称してカフェインを取り除いたコーヒー商品がコンビニなどで手軽に購入できますが、今回試しにと4種類のデカフェ、ノンカフェインのコーヒーを買って母親に飲ませましたが、いずれも撃沈。(笑)

 

飲みなれていた「たんぽぽコーヒー」だけが母親の口にあってたようです。

 

この「たんぽぽコーヒー」というのが、地元の自然食品販売のお店で販売されているもので、お店のご主人が自分で焙煎されているようで普通のたんぽぽコーヒーよりも、苦味や渋みがあるように思います。

 

一般的なたんぽぽコーヒーは、コーヒーの味に似ているものの、何か味に厚みがないというかコーヒー独特の苦味や渋みが物足りない感じなので、渋茶が好きな母にはその辺の違いが昔から分かっていたのではないかと思います。

 

 

黒豆玄米コーヒー

 

次にご紹介するのが、今回私が初めて知った「黒豆玄米コーヒー」です。姉やうちの奥さんは知ってましたが、私は今回始めて出会って初めて飲みました。

 

で、この黒豆玄米コーヒー、実際に飲んでみて非常に美味しく、母親も今回色々試した中でこの「黒豆玄米コーヒー」が一番反応が良かったです。

 

私が飲んだ感じでは、とても香ばしく感じたんぽぽコーヒーとは違った「旨味」のようなものを感じました。

 

その辺、おそらく玄米と黒豆が焙煎して入っているからではないかと思います。

 

ところが、この黒豆玄米コーヒーなんですが、渋茶好きな母親が好きな感じのパンチのきいた飲み物ではないだろうと思っていました。

 

しかし、実際に飲ませてみたところ、一口飲んで美味しいと・・・あっというまに一杯飲んでしまい、この黒豆玄米コーヒーだけ速攻でおかわりして、2杯飲み干しました。

 

この飲みっぷりを見ると、ペットボトルの麦茶と水道水だから、母は水分補給が十分できなかったのではないかと思った次第です。

 

もともと、この黒豆玄米コーヒーはカフェインがとれない妊婦さん向けに開発されているようで、女性に人気がある商品のようですが、私が飲んだ限りでは男性でも十分美味しく飲めると思います。

 

夕食後から、寝るまでの間に飲む飲み物として最適ではないでしょうか?

 

やさしい黒豆玄米珈琲

 

麦茶もペットボトルでないやつだと口にする母

 

偽痛風の診断がくだり、姉はノンカフェインの飲み物として「麦茶」と「水」を母にあたえていたのですが、すでに書いたように時間経過とともに麦茶を口にしないようになりました。

 

もともと、昔から夏場でも麦茶をあまり飲んでいるところを見たことがなく、夏場でも熱い濃いめのお茶を飲んでいた母です。

 

しかし、大昔やかんを使って麦茶を作っていたころ、母は麦茶を飲んでいた記憶がありました。

 

ボトルにパックの麦茶を入れて、水を注いで冷蔵庫で冷やして飲むタイプの麦茶は飲んでなかった母。

 

しかし、しっかり麦の香ばしさが出ているヤカンで煮出した麦茶は飲んでいた・・・それを思い出して、私は国産の少し本格的な麦茶を取り寄せました。

 

現在、麦茶はほとんどパック詰めされている商品ばかりで昔のように焙煎された麦がそのまま袋詰されているものは見つけることが出来ませんでした。

 

それで、ネットで人気がある麦茶を取り寄せてそれを熱湯で煮出して母に飲ませたところ、「おいしい!」と言ってゴクリとすぐに飲み干してしまいました。

 

ようするに、ペットボトルに入って売られている麦茶は実際に口にしたとき、麦茶本来の香ばしさがなかなか感じられないのではないかと思います。

 

そのことがあって、母はペットボトル入りの麦茶は口にしないようになったのではないかと思うしだいです。

 

多分、ペットボトルの麦茶でなければパックに入った麦茶であればきちんとお湯で煮出せばどれでも美味しいと飲むのではないかと思います。

 

 

とりあえず、偽痛風予防にとノンカフェインの飲み物を探して色々ためした結果、上記3つの飲み物が母のお眼鏡にかなったようです。

 

この3つでしばらく様子を見てもらうようにしました。あとは、めんどくさがりの姉の性格が若干ネックに感じるのですが、なんとか頑張って飲ませてもらいたいと思っています。