私の親族に現在30代のいとこがいるのですが、男性でまだ独身です。仕事がある民間の会社につとめる平凡なサラリーマンなんですが、転勤が異常に多い職場だそうです。
それで、先日そのいとこの母親、私からいうと叔母と電話で話す機会があって、またその従兄弟が今月転勤になるとのこと。
その転勤が多い彼にはある失敗が多く、昔から色々話を聞いていました。その失敗というのが「忘れ物」です。
色んなところに色々なものをこれまでに忘れてきているのですが、特出すべきは銀行のATMへの忘れ物です。
私が知ってるだけで、彼は過去に6回銀行のATMに忘れ物をしています。それで、今回はその彼の忘れ物について少し調査して調べてみたので、それを記事にしてみたいと思います。
ATMでの忘れ物にはある法則があった!
その彼が銀行のATMでよく忘れ物をする話が、先日の叔母からの電話でも話題になって、叔母いわく
「転勤したあとぐらいによくATMで忘れ物するのよ」・・・と。
さらに、長年毎日日記をつけてる几帳面な叔母が言うには、その従兄弟の彼が年度末に転勤して新しい赴任地で仕事をしだして2~3ヶ月経過したときに、ATMで忘れ物をしてるそうです。
だいたい「4月末ごろから6月にかけて」銀行のATMで忘れ物してるそうです。
その話を聞いて、私はたまたま忘れ物することが多い彼がATMに忘れ物したのが4月から6月に集中してるだけだろうと思っていました。
しかし、よくよく聞くと過去にATMに忘れ物をした6回とも、全部上記の期間だったそうです。6回連続で4月末から6月にかけて忘れ物をしてるというのは、単なる偶然ではないような気がします。
それで、私は一般的なこととして「忘れ物」に関する情報について調査してみました。
GoogleトレンドでATMでの忘れ物について調べてみて驚きの事実が!
最初、一般的に銀行のATMでの忘れ物をする時期についての何かデータがないか探してみました。
しかし、忘れ物した件数に関してのデータは若干あるものの、ATMで忘れ物した時期についてのデータというのを私は探し出すことが出来ませんでした。
それで、何か良い方法がないか色々検索していたところある方法をひらめきました。
Googleが提供してるサービスで「Googleトレンド」というものがあります。これは、ある検索語が過去のある時期にどれ位検索されたか教えてくれるものです。
それで私はこのツールを使って「ATM 忘れ物」という検索語を入力して、この検索語が過去にどれ位検索されているか調べてみました。
この「ATM 忘れ物」という検索語句を選んだのは、過去にATMで忘れ物をした人であればネットで何か調べるときにきっとこの検索語句の組み合わせで調べるであろうと思ったからです。
その調査結果が下記の図になります。
■Googleトレンド「ATM 忘れ物」2004年から
>
それで、上のグラフの折れ線が大きな山型になっている箇所に、マウスのカーソルを合わせるとその検索回数が増加した時期が表示されます。
その方法で、過去に検索回数が増加した時期をチェックしていくと
2008年 1月
2008年 11月
2009年 12月
2010年 2月
2011年 2月
2011年 6月
2011年 8月
2012年 4月
2012年 6月
2012年 11月
2013年 4月
2013年 10月
2014年 2月
2014年 11月
2014年 12月
2015年 4月
2015年 11月
2016年 6月
2017年 2月
2017年 5月
2017年 12月
2018年 4月
2018年 7月
2018年 9月
このデータを見ると、従兄弟がATMで忘れ物をしてきた新年度の4月から6月って結構増加してるケースがあることが分かります。
となると、従兄弟だけがこの期間に忘れ物をしやすくなってたのではなくて、世間的にもこの4月から6月にかけて忘れ物をしてる人が多いであろうことが推測されます。
では、なぜこの時期にATMに忘れ物をする人が多くなるのでしょうか?
転勤による新職場からストレスが溜まり注意力が低下しているのか?
なかなかこれだけのデータで推論や結論を出すのは難しいかもしれませんが、いとこ性格などをかんがみ、私が思うに彼が4月から6月に銀行のATMで忘れ物をすることが多いのは転勤によるストレスと、さらに新しい職場環境で仕事をすることによるストレスが溜まって通常よりも注意力が低下してしまい、ATMで忘れ物をしがちになっているのではないかと推論します。
少し気が弱いところがあり、人見知りな性格なので余計に現在の仕事はストレスが溜まっているのではないかと思われます。
しかしながら、そういう彼も現在の仕事を初めて10年以上が経過しています。
大変ながらも、なんとか仕事をやり抜く気概は持ち合わせているようです。その辺は、母親の叔母ゆずりではないかと思います。w
ATMで忘れ物をしがちな彼が取ってる自衛策
すでに書いたように従兄弟の彼はATMで忘れ物をしがちな人物なので、それ相応の予防策というか対策を自分で考え実行しています。
最初の頃、無人のATMでバッグを忘れたことがあり、そのバッグが戻って来なかった事があったそうです。
結構大事なものがバッグには入っていたので、この先また同じことをやらかして、バッグを置き忘れて紛失する可能性が高いと思った彼は考えました。
それは、無人のATMを利用しないということです。
銀行の窓口が開いてる営業時間内で、銀行の店舗内に設置されているATMを利用してお金を下ろすようにしてるそうです。
そうすることで、銀行の窓口が空いてる時間帯であれば、最近は振り込め詐欺などの予防策でそのための専用の係員がATMのそばにいる事が多いので、もし忘れ物をしたとき早ければすぐに係員から忘れ物をしてる事を教えてもらえるし、最悪忘れたままでも他人がその忘れたものを持ち逃げすることはないだろうと考えたそうです。
事実、そうすることで一度ATMの機械の横に忘れた傘を係員に指摘されて忘れずにすんだことがあったそうです。
そうすることで、近年はATMでの忘れ物はなくなっているそうですが、母親の叔母としてはまだまだ子供あつかいで心配なところがあるようです。
電子マネーの使用でATMでの忘れ物が減るのでは?
今回の記事を書いていて、ひとつ思ったのがATMで忘れ物をするというのは、ATMを利用するからだと思います。w
なので、ATMの利用回数を減らすと必然的にATMでの忘れ物は減るはずです。
であれば、最近よくニュースなどで叫ばれている高齢者の振り込め詐欺防止の一貫として高齢者に電子マネーの使用を促進するということがあがっていますが、これはATMの使用回数を減らし忘れ物を防止する一つの手段になるのではないかと私は考えます。
こちらの記事で少しふれましたが、クレジットカードの楽天カードを使って、電子マネーの楽天Edyにチャージをして、その楽天Edyで日常的な買い物をするとかなり銀行のATMで現金をおろしたりする回数は減ると思います。
ほかにもATMの利用回数を減らす方法はあるかと思いますが、電子マネーの活用は現代の世の中、現実的にありではないでしょうか?
このことは、叔母を通じて従兄弟の彼に伝えたいと思います。